赤い赤い闘争の歴史

ki-mu-chi2008-03-20


とはKIRISAME中田くんの言葉。闘争って聞くとアレだけど、確かに闘ってきましたもんね、椿屋さん。
一見、「椿屋四重奏」で見せるような表情が想像つかなかったりする近頃の見た目のイメージ、そして曲の雰囲気だったりしますが、その実、何も変わってなくって。da○masさんじゃないけど、いつまでも乾いて、ギラギラしてて。そしてそこが強く惹かれる理由なんですが。


いつもに増して暑苦しいほどの(苦笑)感想書いてたら、先ほど一気に消えてしまいました。なーぜーにー(泣)。だれか私にPCの知識を!!!あ、そういうのは関係ないの?もう明日になったら同じ事を書こうという気が起きなそうなので若干短縮版で再度チャレンジします。


まずはジャケットから。歌詞カードの中身が黒地に赤の文字で1stミニの「椿屋四重奏」を思い出します(あ、でもあれは赤地に黒でしたね)。
その紙自体もなんともしっかりした質感で。メジャーアルバムより豪華ってどういう事?なんて意地悪な事思ってみたりして。
いやいや、レーベル関係なく<ベスト>なんだ。そういった豪華さはあって然りですよね。
で、Art directionを見てその質感も納得。「幻惑」と同じ方ですよね?そういえば「幻惑」も質感その他、凝ったつくりだったもんなぁ。
最初「RED BEST」のジャケットを冗談でも中○くん作?なんて言ってしまったことを激しく後悔(←いや、それはそれで失礼なんじゃ)。
あ、ちなみにわたしが買ったアルバムについてきたステッカーも「幻惑」でした(写真参照)。
個人的に「椿屋四重奏」か「幻惑」がいいなぁと思っていたので大満足。
で、お次は肝心な曲の話を。
今回、このベストという作品を皆さんどういう風に聴いているんでしょうか。
最初にベストのお話を聞いたとき、単純に嬉しくって、で、その次に収録曲を聞いた時には「あれとあれと、え?あれも入ってないよ??」とか思いつつ、あとは未収録曲が楽しみでしかたない、そういった感覚でした。
そうして聴いたこの「RED BEST」。
いままで自分の中でベスト盤っていうと、例えば「(全ての楽曲を知っているわけではないアーティストの)代表曲が一度に聞けてラッキー」的なそういうものだったかもしれません。アルバム、シングル全部持ってる人ならば未収録曲や新録とかがなければ魅力を感じない、そんなもの。
で、実際椿屋さんもその未収録曲を楽しみに聴き始めた訳ですが、1曲目、2曲目と進んでいきながら、最初は(シャッフルとかして聴かない人間としては)「群青」の後は「舌足らず」、「プロローグ」の後は「手つかずの世界」etc…とかっていうのが体に(耳に?)染み付いていて「おっとおっと」みたいな感覚もあったりしましたが、それとは別に、っていうかその順番じゃないからこそ<ベスト>を聴いてるんだなぁという実感と共に、どんどんその曲を聴いた当時の事とかを思い出してきていきました。普段、「椿屋四重奏」「深紅なる肖像」「薔薇とダイヤモンド」とアルバム単位で聴いてきた時には感じなかったものです。その1曲1曲に思い入れがあるじゃないですか、救われたなぁとか励まされたなぁ、とか。そういうのも一緒に思い出していく。
あと「紫陽花」で椿屋さんを知った私としては8曲目の手つかずの世界(=薔薇とダイヤモンド)からがリアルタイムでリリース時を知っていることになるのですが、「プロローグ」とか「君無しじゃいられない」を聴くと「あー、闘ってきた曲だよねー」とか。あ、勝手に何言っちゃってんの?何様?って感じですよね、すみません。
まぁそれ以外にも、いろいろ思い出しちゃったんです。そして、何かベストってまだそんなに知らない人にだけ嬉しいんじゃなくって(特にリリース順に並んでたりなんかすると)大っ好きな人にも(こそ?)嬉しい(感慨深い)んだなーとも思いました。
<愛しき悪足掻き>をしてきた椿屋さんだから余計なのかなぁ。
やっぱりそれって持ってる音源(を自分で)並び替えただけじゃ感じないと思うので。
で、「RED BEST」だけで終わると何だか思い出だけに留まってしまう。だーけーど、どこかの誰かさん(笑)が親切に続いて「TOKYO CITY RHAPSODY」とアドバイスしてくださったおかげで、ちゃんと今に続いてくるわけです。
今まで椿屋さんの音楽からもらってきたいろんなものに対して「ありがとうございます」から「ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。」っていう感じ。
あ、最後に未発表曲について。
アシンメトリー」は「共犯」の後に続いてるからって訳じゃなく、でも何となく「共犯」に通じるものを感じました。曲調は全然違うんですけどね。今までとはまたまた違うとこ行くよっていう、(想像していたものを)いい意味で裏切ってくれたあの裏切り(はじめ)加減?が似てるっていうか。それが「TCR」に繋がっていくんだなっていう。まぁ超勝手な感覚なんですけど。
そして「綴り」です。ホントに何ていうか、どうして中田裕二って人はこういう人の心の琴線に触れる曲を作ってしまうんでしょう。この曲は昔に作った曲みたいですが(インタビューby公式情報)、<許す>って言葉に、最近の<受け入れる>っていう言葉がリンクしたりしました。曲としては弾き語りということで「十色の風」を思い出したり。あぁ、サンライズ以来聴けてないなぁ、聴きたいなぁ。って話が逸れちゃった(苦笑)。えーーー、最後そんな〆?