2009-09-13 綾戸智恵@ブルーノート東京(1st set)+α




なんで後から見たライブのレポ(もどき)の方が先なんだってツッこまれそうですが(苦笑)。
いや、もう初日から丸2日(もう3日目)経ってる時点で、レポとしての旬は過ぎてるかなと。だったらあとでゆっくり書こ〜ってな感じです(楽しみまくりだったのでゆっくり書くほど覚えてないって話もある 汗)。
ってなわけでちーぼうライブの感想(もどき)を。

大阪の「CARNIVAL」から高速バスで朝帰宅、あれしてこれしてつい数時間前に帰ってきたばかりの駅にまた向かい10時発の高速バスへ。
「さぁさぁ今日は久々のちーぼうライブだよー!」と本来なら聴くものはちーぼう一色、のはずですが、前日が前日だったためになかなか抜け出せず、「あともうちょっと、あともうちょっと・・・」と、7:3くらいの割合で某バンドさんにおされ気味でありました。


こちら夜の「CARNIVAL」


東京に着いたら着いたで、パイエクレアを食べ、下北に写真を撮りに行き(こちら)、またまた渋谷に戻ってタワレコ…、と「今日の目的は何なんだ!」ってくらいの勢いで(苦笑)。あ、タワレコはちゃんと4F(だったかな?)に確認に行きましたよ。上原ひ○みさん激プッシュの中、ちーぼうの「GOOD LIFE」もちゃんと試聴できるようになってました。

とあんな確認こんな確認(一番の目的は確認できずじまい…悲)と買い物を済ませ、目指すはブルーノート。初めて行く場所でしたが、某バンド某ボーカルさんの間接的な救いの手により無事開場数分前に到着(よかったー)。


こちらのおかげで助かりました(ありがとー、中田くん!)



扉を開け階段を降り、名前を言って番号が書かれたコースターちっくなものをいただき受付終了。ふと受け付け近くのコーナーに目をやると、ショーケースに入ったミニチュアのマラカス(白)。「な、なんて偶然。あぁー、今頃広島では…」と想いを馳せつつのんびりゆったり番号が呼ばれるのを待っていよいよ中へ。
席に案内してくださる方の数はハンパないですが、(ステージに対して)縦長か横長かって感じで、キャパ的にはSTB(←HP音が出ます。お気をつけください)とそんなに変わらないんじゃないかな(ぱっと見はこちらの方が広いかもですが、STBは2Fもあるので)?
ただ初めてってこともあり、雰囲気的に飲まれる(笑)。行き慣れてるってことが大きいんだとは思いますが、個人的にはカジュアルなSTBの方が好きかなぁ〜。

席に案内され、お酒(←めずらしーっ!)とパスタを注文。周りのお客様ウォッチングをしてるうち(いやー、昨日はいつにもまして老若男女率?が高かったです)、宮野さん(G)、西嶋さん(B)、田中さん(Per)、金子さん(Or)登場。
演奏を始めるメンバーを見ながら「おー、この方が金子さんですか!」「あっ、なんだか田中さんスリムになったんじゃ?」と心の中でツッこんで(笑)るといよいよちーぼうがステージに!
おっ、初のブルーノートってことで気合い入ってるんですかちーぼう。いつもの<正装>(←白ブラウスに黒パンツ)じゃないじゃない!
髪(というか頭)もいい感じになってきたじゃないの。似合ってるよ〜(こちらでライブレポ&photoあり)!

さぁ初ブルーノート、復帰後初の1曲目は何がくるだろ♪と期待しまくりのお客さんを前に演奏されたのはおなじみ「Route 66」。
弾き語りで、バンドでビッグバンドで…もう何度も何度も聴いている曲ですが、今日はさらにオルガンもありです。メンバーが違えばアレンジも違う。だけではなくテンポ、間…、また新しい「Route 66」が聴けました。でも最後に「ルートろくじゅうろく〜」で〆るちーぼう。
あー、ブルーノートのイメージが…(苦笑)。今日は二の線でいくんじゃなかったのかい(笑)?
二の線といえば、今日は社長から「3曲歌うまでしゃべるな」と言われていたとかいないとか。あっさり1曲目から通常モードです(笑)。
とはいえ、何かいつもと勝手が違う空気に若干固めのお客さん(私含む)。
そりゃアルバム発売後初っていう意味で勝手が分からないっていうのもあったかもですが、元々、JAZZ(っていうかちーぼう)に勝手も何もないんですけど、昨日は手拍子も「やろかどしよか」みたいな感じでまばらだったり。で、(あらあら、と思ったかどうかは知らないけど)ちーぼうがリードしてくれる、みたいな。いやー、みんな緊張してたんじゃないか(笑)?
そういえば、今回初めて参加する金子雄太さんの紹介の時もすべるでもすべらないでもない、ビミョーな感じだったなー。
あ、でもちーぼう本人も金子さんに「こんなしおらしい私が見れるのは今(1st)だけだから。2ndになったらどゎぁ〜(←ジェスチャーで 笑)だから」と言ってたけど2ndはどうだったんだろう。1stに続き2ndに参加された方も多いと思うので、キンチョーから解放されて(笑)通常モードにのライブになってたかなぁ。いやー、お客さんの状態ってライブの雰囲気変えるんだなぁ。っていうか雰囲気を感じ取ってお客さんが変わるのか。うーん、分からん。
初めての金子さんにもちょっと緊張してたかも。この方、どういう方なんだろ、みたいな。
「金子さんはCITYの匂いがする」とはちーぼう談。CITY、シティ…「TOKYO CITY RHAPSODY」?とか思っちゃう私はいいんだろうか。っていうか某バンド出てきすぎ!何のライブに来てんの!自重しなさいと自分反省(苦笑)。
あ、あと「金子さんの匂い」をかごうとする(ってホントにしてませんよ?単なる冗談です)ちーぼうに引いてましたか?金子さん。別に取って食いはしないので大丈夫です(笑)。早く<おばはんモード>に慣れてください(笑)。そのうち何でもなくなりますから。
でも「彼がいるからこの曲が歌える」と言ってステージ上二人だけで演奏された「Precious Lord」。げるし(森下滋さん)以来久々にがっつり聴けたハモンドオルガン。とってもよかったです。

「Nature Boy」ではさんざん田中さんをネタにされてましたが(笑)、でも私田中さんのPer.大好きなんだなぁ〜。あ、でもこの曲は宮野さんのギターもいろんな顔を見せてくれてて…「あー、中田くん『シンデレラ』の間奏弾いてくれないかな〜」(←だからなぜそこでそうなるの! 笑)。


って1曲1曲書いてたらとてつもなくなりそうなのでラストの曲以外の印象に残った曲をを簡潔に。

「La Vie En Rose」。サッチモでこの曲を知ったちーぼうはシャンソンではなくJAZZだと思ってたそうな。シャンソンとかJAZZとか私にはよく分かりませんが(コラ 笑)、贔屓目承知でちーぼうの「La Vie En Rose」、ピアノも歌も大好きです。あ、あとあのラストの「〜Rose〜♪」は意識してます(笑)?

「Mas Que Nada」は歌いたいけどあんな早口ラテン語ができるわけがなく、奥の手としてスキャットにしたとか。ラストの「オバーオバーオバー」と何度も強調、しまいには私たちに歌わす(笑)ちーぼう。

「SUNNY」。うわーーー!ちーぼう何年ぶりに歌ってくれた?テンション上がりまくりなんですけど!!!とはいえ、このメンバーでのアレンジは当時聴いてたイケイケブイブイ(笑)の「SUNNY」ではなくとっても雰囲気よろしい感じで。
かと思えばアンコールの「SUMMER TIME」はためる「SUMMER TIME」ではなくとってもアップテンポ(?)なものでした。今日もバラエティ豊か。

あ、いきなりアンコールの話をしちゃいましたが本編ラストは「You Are The Sunshine Of My Life」でした。鶴岡○義が「君は心の妻だから」ならスティ○ビーワンダーは「君は僕の人生の太陽だ」と。で、自分はこっちの方がいいと言ってた…かな?
すみません、「太陽」と聞いた時点で「太陽、たいよう…あー『CARNIVAL』…」と若干意識がよそへいってたのかも知れません。ってもうどうしようもないです、いくらなんでも。それもこれも初日のお祭りが悪いんだー(何という責任転嫁! 笑)!!!



と、東京に着いた時から延々そんな調子で、さすがにライブになれば違うでしょと思ったら何でもかんでも某バンドさんに繋げちゃうしホントもう処置なし・・・って感じだったのですが、アンコールの1曲目を終え、メンバーがステージからはけ、ちーぼう一人になってこの1年のあんなこんな(は後ほど…)のMCの後に歌った「When The World Turns Blue」。この曲で身も心ももってかれました。ちょっと大げさというか乱暴(何様?)な言い方すると、この曲が生で聴けただけでも今日ここにきた価値があった、とも。
元々この曲は「GOOD LIFE」の1曲目に収録されていて、で、いろんな意味で2曲目の「Change The World」が1曲目の方がいいんじゃないか、みたいな声もあった中この曲になったとかいう話を聞いていましたが、復帰後にぴったりの<CHANGE>というキーワードよりも、久々のオルガン大プッシュよりも1曲目のインパクトは自分的にはありました。

この一年間の休養。「巷では結婚だとか(お客さん「はいはい、はいよー」って感じで流す 笑)介護のためだとか言われてますが、どちらでもない、<歌うために>休んだんです」、と。
10周年までの4年間は綱渡りのようで介護と歌、どっちつかずだった、と。全てが片手間で、全てがギリギリで。だから一度荷物を降ろした。

一年間おばあちゃんとゆっくり向き合って会話のテンポが合うようになった、とも言っていました。
そしたらおばあちゃんが「いつも言おうと思ってたけど言えなかった(←言う隙がなかった)けどありがとう」と言ってくれた。感動してちょっと泣けてきたら「どうしたの?」と1分前の事を忘れてはいるけど(本人 笑)、本当に嬉しかった。
このテンポが分かっただけでも休養の意味はあった、というような事を言っていました(かなり意訳ですが 汗)。

だからか今度のアルバム、みんなから「ゆったりしてるね」って言われるそうです。
そうだね、その<テンポ>が音楽にも現れてるんでしょうね。
それが結果<新しい綾戸智恵>になってる。また新しい魅力です。

今月23日から始まるツアーはもう来年の4月まで予定がでていますが、そのほとんどが祝日だったり金・土・日の週末だったり。
今までの年間100本という殺人的なスケジュールではなく、こちらでも<テンポ>ができています。それを<メリ><ハリ>と言うそうですが(笑)、そのテンポゆえのいい波が生まれそうな気がします。


さぁもう来週の水曜日は初日じゃないか!私も26日にまた行くからねーーー!


あ、<ツアー>になったらまた編成とか違うのかな? 1st set 、2nd setのライブではなく<コンサート>だから曲もたくさん聴けちゃうよね〜。うひゃひゃ〜(嬉)!




そして最後に横道それたお話を。

土曜日、大阪で「リズム&ドラムマガジン」を買ってきた私。買ったものの、やる事やってぴゅ〜っと家を出たため、読んだのはちーぼうのライブから帰って日曜の夜でした。
りょうちんのインタビューは見開き1ページ。楽器未経験者の私にはあちこちで「?」が付くインタビューでしたがとあるところにめちゃめちゃ反応しちゃいました。
それはりょうちんが音楽学校に行っていた時の事。「先生(日野元彦さん。通称トコちゃん)が授業の後によく自分の店に連れて行ってくれてライブを見せてくれたんです。」と書いてありました。
えっ、りょ、りょうちん、アルフィー行ってたって事?ライブを見せてくれたって、も、も、もしかしてトコちゃんのドラムで歌うちーぼうとか見ちゃってたりするの?するのーーーー????
私、CDでしかドラムもタップも聴けてないんだよー(泣)。盟友との共演、一度聴いてみたかったー。ってかなり一人で盛り上がってますが(苦笑)りょうちんの学生時代とちーぼうがアルフィー出てた頃が一致するか微妙です、分かりません。
でも、でもーーーーーーー!!!!!

っていうかきくちP、ちーぼうの去年のファイナル行ったんでしょ? 復帰の話も知ってるよね???だったら「僕らの音楽」にメインで出してよ〜。あんなに番組に貢献(?)したじゃないか。新たなスタートのお祝いにメインで出してー! 対談相手は小寺良太さんで。あ、りょうちんだけだとおばはんパワーに圧倒されそうだからいじられ担当でやっちんも一緒に。あ、ボーカルさんも一緒ならなおのこと。あ、寡黙なベーシストさんとは筋肉話で。ってか何なら対談じゃなくてコラボとか・・・っていい加減にしないとヤバくなるばかりなのでこれにて終了。






ブルーノートのフライヤーの後ろに見えるのはちーぼうHP。見えにくいかもしれませんが若かりしちーぼうと2ショットで写っているのがトコちゃんこと日野元彦さんです。